完全生産限定盤/日本語解説付
オペラのデュエット(二重唱)は、2人の登場人物がそれぞれの心情を歌い上げる聴かせどころの一つで、テノールとバリトンの場合、恋敵、敵同士、信頼で結ばれている王と臣下などさまざまな設定がありますが、オペラの筋書きが沸点を迎える瞬間に歌われることが多いのが特徴です。ヨナス・カウフマンとリュドヴィク・テジエは、2010年に初共演して以来、世界各地のオペラハウスで共演を重ねる歌手仲間。このアルバムは2人の共演による初のセッション録音で、過去に共演して絶賛を博してきたヴェルディ、プッチーニ、ポンキエッリによるイタリア・オペラの名場面をたっぷり収録しています(「シチリア島の夕べの祈り」と「ドン・カルロス」は珍しくフランス語版が採用されています)。パワフルかつ緻密なパッパーノの指揮のもと、イタリア魂溢れるオーケストラと合唱団のサウンドが、作品の魅力を倍増させています。 (C)RS