Blu-spec CD2
20世紀音楽史に巨大な足跡を残したアルトゥーロ・トスカニーニ。前半生は主に欧米の歌劇場で、後半生は演奏会指揮者として幅広いレパートリーを極めて高水準の演奏で披露。特に1937年からのNBC交響楽団との活動は、音楽芸術のメディアミックスの最初期の成功例でしょう。RCAに残された膨大な録音から名曲名演をセレクト、生前のトスカニーニの録音にもかかわったジョン・ファイファー監修のリマスターを使用、アナログLPのジャケット・デザインで復刻します。1952年に録音されたベートーヴェンの2大人気交響曲をカップリング。ライヴによる第5番「運命」では強靭なリズムとたたみかけるような迫力がトスカニーニの個性を伝え、同年のセッション録音による第6番「田園」では、実にしなやかで明快なカンタービレを堪能できます。 (C)RS