Blu-spec CD2
20世紀音楽史に巨大な足跡を残したアルトゥーロ・トスカニーニ。前半生は主に欧米の歌劇場で、後半生は演奏会指揮者として幅広いレパートリーを極めて高水準の演奏で披露。特に1937年からのNBC交響楽団との活動は、音楽芸術のメディアミックスの最初期の成功例でしょう。RCAに残された膨大な録音から名曲名演をセレクト、生前のトスカニーニの録音にもかかわったジョン・ファイファー監修のリマスターを使用、アナログLPのジャケット・デザインで復刻。1896年、19歳のトスカニーニが指揮者としての劇的なデビューを飾るきっかけとなった「アイーダ」。あらゆるテンポ、フレージングに作品を知り尽くしたトスカニーニの偉大さが刻印されており、ヴェルディの歌劇を総対的に表現しつくしたという点で、当盤に比肩する演奏は他にはありません。 (C)RS