Blu-spec CD2
20世紀音楽史に巨大な足跡を残したアルトゥーロ・トスカニーニ。前半生は主に欧米の歌劇場で、後半生は演奏会指揮者として幅広いレパートリーを極めて高水準の演奏で披露。特に1937年からのNBC交響楽団との活動は、音楽芸術のメディアミックスの最初期の成功例でしょう。RCAに残された膨大な録音から名曲名演をセレクト、生前のトスカニーニの録音にもかかわったジョン・ファイファー監修のリマスターを使用、アナログLPのジャケット・デザインで復刻。1872年のスカラ座での初演に19歳のチェロ奏者として参加、ヴェルディから直接演奏上のアドヴァイスを受けたトスカニーニが80歳で録音した「オテロ」。綿密なリハーサルを重ねてから演奏会形式で上演された際のライヴであり、「オペラ録音史上に残る空前の演奏」としての評価を確立した名盤です。 (C)RS