前作『フロール』でさらに音楽的、アーティスト的に進化したグレッチェン・パーラトの最新作は、自身が2004年モンク・コンペでウィナーを勝ち取った翌年に発表したデビュー作『gretchen parlato』で重要なパートを担っていた西アフリカ ベナン共和国出身のギタリスト、リオーネル・ルエケとのコラボ盤。ハービー・ハンコック、エスペランサ・スポルディング、挾間美帆他と共演し、2012年にはロバート・グラスパーのプロデュース作『Heritage』、さらにグラスパー率いるブルーノート・オールスターズのメンバー(2017)や、ハービー・ハンコック集『HH』(2020)等でワン&オンリーの存在感を世界中に見せつけているギタリスト。グレッチェンとはセロニアス・モンク・インスティチュート・オブ・ジャズ時代から20年以上にもわたる盟友でもあり、ようやく実現した待望の本格的コラボレイト作品。 (C)RS