横浜に生まれ育った男・横山剣を中心に結成されたクレイジーケンバンド、通称「CKB」のデビュー20周年記念作品。
ディープなサウンドと渋みのある歌声で多くのファンに愛されているクレイジーケンバンドのメンバー全員が揃って本人役で出演!
彼らが生まれ育った横浜の町を舞台に、男たちの友情物語がCKBの名曲とともに描かれる。
主役を務めるのは、バンドの中心でもある横山剣。
「演技は得意ではないが、自分役をセルフカバーと考えればやれるかもしれない!」と、
みずから本人役を演じ唯一無二の存在感で「横山剣」を熱演。
また、ミュージシャンになったケンを支え続けるマネージャーのトニーを演じるのは、
映画『アウトレイジ』シリーズで迫力ある演技を見せた中野英雄。
ヤクザとなったドブオを演じるのは『硫黄島からの手紙』『十三人の刺客』など国際的に活躍している伊原剛志。
脇を固めるのは金子賢、菜々緒、山口智充、パンツェッタ・ジローラモ、大鶴義丹、宮川大輔。小嶋陽菜など。
多くの豪華ゲストが友情出演で参加。
横浜スタジアムや、山下公園、本牧など、クレイジーケンバンドの顔でもある横浜を中心にロケを展開。
「生きる」や「漢江ツイスト」などのCKBの代表曲とライブ映像が劇中を彩る。
【ストーリー】
横浜・本牧で育った3人の幼馴染ケン(横山剣)、ドブオ(伊原剛志)、トニー(中野英雄)。
「将来は何になる?」というトニーの質問に、ケンは「通信簿がよくないから、ミュージシャンになる!」と話していた。
〜時は流れて2015年/ケンは、クレイジーケンバンドを率いるミュージシャンとなり、
トニーは彼らを支える敏腕マネージャーとして活躍していた。
そして高倉健になりたいと言っていたドブオは、本物のヤクザとなり横浜の闇の秩序を守っている。
生きる道は違いながらも、男同士の友情はいまだに健在で「イイネ!」の一言が3人を繋げている。
トニーの口から彼らがずっと夢に見ていた横浜スタジアムでのコンサートが決まった夜、
喜びをかみ締めながら横浜を歩く横山のそばを、怪しげな中国人たちが走りぬける。
「あの女で間違いないか?」。
怪しんだ横山が彼らの後を追うと、若い女性がクルマに押し込まれる瞬間だった。
全員をぶちのめして、彼女を救った横山は、一目で恋に落ちてしまう。
久しぶりに落ちた恋、病に倒れた母、組内の内部抗争、それぞれが人生の分岐点に立たされたケン、トニー、ドブオ。
子供の頃からの合言葉「イイネ!」できっと人生もうまくいくはず…。