純粋社会派深刻喜劇
この国のホンネは、どこへ行ったんだろう。
子供を作りたいのか作りたくないのか、作れないのか作らないのか。
【INTRODUCTION】
とある老夫婦と息子夫婦の二世帯住宅の家庭。
どこにでもある、しかし極めてデリケートな問題。
どこにでもあるが、実はこの国の最も重要な問題。
この問題にしっかり取り組まねばならないのに、コロナ禍など他の問題が夫婦に押し寄せる。
大胆でいて壮大なラストに向けて突き進む、18歳以上が楽しめる、純粋社会派深刻喜劇。
<製作年度>2021年
<製作国>日本
<DVD仕様>カラー/本編135分/16:9/音声:日本語/ステレオ/一層
【CAST】
鄭亜美 泉拓磨 石川彰子 岩谷健司
筒井のどか 金谷真由美 坂倉奈津子 李そじん
吹越満(特別出演) 宮内良
【STAFF】
脚本・監督:山内ケンジ
エグゼクティブ・プロデューサー:河村光庸
プロデューサー:野上信子
撮影:渡部友⼀郎|録音・整音:北原慶昭 杉田知之|効果:ERIKA
衣装:増井芳江|ヘアメイク:石井里緒菜 たなか あきら|キャスティング:山内雅子
編集:渡部友一郎 河野斉彦|照明・美術:野上信子|イラスト提供:コーロキキョーコ
宣伝コピー:細川美和子|宣伝デザイン:細谷麻美
制作:オーバースリープ|製作:『夜明けの夫婦』製作委員会
発売元:『夜明けの夫婦』製作委員会
【STORY】
コロナ禍もようやく一応の終焉を迎え、町行く人々の口元にもマスクが目立たなくなってきた。
さら(33)は夫、康介(31)の家で康介の両親と一緒に暮らしている。
さら夫婦にはまだ子供はいない。
ある日、義理の母が「そろそろ子供は?作らないの?」と遠慮がちに聞いてきた。
遠慮がちに聞かれたのはもうこれで何度目であろう。
しかし、パンデミックの間、さらと康介は、今までよりもはるかに長くこの家に居たのに、すっかりセックスレスになっていた。
なおかつ、さらは最近、康介に女がいることに気がついていた。
さらは、夜中にコンドームを捨てた。
一方、義理の母、晶子は、コロナによって年老いた母を亡くしたこともあり、命について深く考える毎日。
どうしても孫の顔を見たいという欲求で精神的に不安定になっていた。
(C)2021『夜明けの夫婦』製作委員会