スヌーピーを題材にしたノヴェルティ・ソングで人気を博したフロリダ出身の5人組、
ロイヤル・ガードメンの幅広い音楽性を網羅した独自企画盤！


一般的にはロイヤル・ガードメン＝スヌーピー、といったイメージで語られてしまいがちだが、
実は素敵なポップ・ロック・バンドで、ソフト・ロックやフォーク・ロック、ハードなタッチなどサウンド的にも多彩で魅力的なのがよくわかる。
しかしながら、そのあたりがまるで評価されていないという実情を顧みて、
改めての再評価、再認識を願っての独自企画として送り出したのが今回のアルバムである。

もちろん基本的な‘スヌーピー・ヒット’も入ってはいるが、
英国風のバンド名とは裏腹にいかにもアメリカン・ポップスといった彼らの楽曲の数々を楽しんでいただきたい♪

‘スヌーピー’以外でのとっかかりの最たるものはオープニングに収録の「Airplane Song」。
筆者の仲間うちでは大昔からすでにスタンダードなネタとしてよく知られているのだが、「言われてみればそうかも♪」と気付くだろう。
このメロディーを聴いて思い出すのはビートルズの「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」。
ただし、ビートルズ盤はアルバム「ザ・ビートルズ」（1968年）に収録されており、明らかにこちらが先である。

今回の収録曲はリリース順ではなく彼らの多彩な魅力を浮き彫りにするためもあり、
大まかながらタイプ別に楽曲をまとめてみた。
[1]〜[7]はスウィート＆ソフト・ロック風な味わい。
インストの[8]を挟んで[9]〜インストの[14]はロックン・ロール路線。
[15]〜[20]は行軍風のスヌーピー路線。
[21]はボーナス・トラック扱いのアルバム未収録曲。
〜解説より抜粋
解説：上柴とおる