商品の特長
快演!名手カルミニョーラによる無伴奏チェロ
チェロとヴァイオリンの調弦は1オクターヴと5度違うため、この編曲でも基本的に5度上に移調されています。また第5番ではチェロと同様に第4弦を1音下げるスコルダトゥーラを採用。そして5弦のチェロ・ピッコロ(2〜5弦の調弦はヴァイオリンの丁度1オクターヴ下)のために書かれたとされる第6番は原調にて臨んでおり、本来は低いC弦を使う箇所のみ、音楽の流れを崩さぬよう1オクターヴ上げて演奏されています。このためヴァイオリンでも軽やかな表情が可能となり、チェロのものとは大きく違うものの、ヴァイオリンならではの自在な表現で美しく歌われる無伴奏チェロ組曲が誕生しました。作品に命を吹き込む、カルミニョーラならではの活き活きとした表情が大きな魅力となっています。
なお編曲者マルコ・セリーノは、「エンニオ・モリコーネ: シネマ組曲」(A495/NYCX-10268)にソリストとして参加しております。
国内仕様盤日本語解説…藤原一弘
ナクソス・ジャパン
【演奏】
ジュリアーノ・カルミニョーラ
(ヴァイオリン/ヴェネツィアのピエトロ・グァルネリ1733年製作)
A=415 Hz
【録音】
2021年8月16-19日
ペーター・メイヤー・ホール、ロンゴモソ、レノン、イタリア
ドイツ・グラモフォンに録音した「無伴奏ヴァイオリン」の名演から4年(録音時点では3年)、ジュリアーノ・カルミニョーラがもう一つの“無伴奏”、チェロ組曲を<ARCANA>レーベルに全曲録音しました。編曲はイ・ムジチのメンバーとして活躍し、カルミニョーラとは20年にわたり共演を重ねてきた友人マルコ・セリーノによるもの。新型コロナ・ウイルスによる世界的パンデミックの直前にこの楽譜と出会ったカルミニョーラはその編曲に感銘を覚え、チェリストの友人マリオ・ブルネロの協力も得て、ロックダウンの中この作品に取り組んだということです。 (C)RS
収録情報
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)/マルコ・セリーノ編曲:
無伴奏チェロ組曲 ヴァイオリン版 (全曲)
[DISC 1]
1-6. 組曲 第1番 ニ長調 (原調: ト長調) BWV 1007
7-12. 組曲 第2番 イ短調 (原調: ニ短調) BWV 1008
13-18. 組曲 第3番 ト長調 (原調: ハ長調) BWV 1009
[DISC 2]
1-6. 組曲 第4番 変ロ長調 (原調: 変ホ長調) BWV 1010
7-12. 組曲 第5番 ト短調 (原調: ハ短調) BWV 1011
13-18. 組曲 第6番 ニ長調 BWV 1012
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