ナポリ楽派の名匠、ニコラ・ポルポラ作『アンジェリカ』――世界初映像化!
王女アンジェリカは、騎士オルランドとの戦いに敗れ傷を負ったサラセンの騎士メドーロを助け、彼との恋に落ちます。アンジェリカはメドーロを追って現れたオルランドに偽りの甘い言葉をかけ籠絡しようとしますが…
ナポリ楽派を代表する作曲家のひとり、ニコラ・ポルポラの歌劇(セレナータ)《アンジェリカ》は、宮廷の慶事を祝う機会音楽として作曲され、その台本が劇作家メタスタージオの一作目であるとともに、後年「ファリネッリ」としてその名声を馳せるカストラートのカルロ・ブロスキが、歌手デビューを飾った作品としても知られています。そのロンドン時代はヘンデルのライバルと目され、ウィーン時代にはハイドンが師事したポルポラの音楽は、華やかな色彩と豊かな楽想に満ちたもの。演出・舞台美術・衣装は著名な服飾デザイナー、ジャンルカ・ファラスキが担当。題名役のエカテリーナ・バカノヴァ、オルランド役のテレーザ・イエルヴォリーノら粒ぞろいの歌唱陣と、ラ・リラ・ディ・オルフェオ(ラッファエーレ・ペー主宰)が古楽演奏を中心に活躍する名匠フェデリコ・マリア・サルデッリのタクトのもと躍動感と抒情に溢れる演唱を繰り広げます。
ナクソス・ジャパン
【出演/演奏】
オルランド…テレーザ・イエルヴォリーノ(メゾ・ソプラノ)
メドーロ…パオラ・ヴァレンティーノ・モリナーリ(ソプラノ)
アンジェリカ…エカテリーナ・バカノヴァ(ソプラノ)
リコーリ…ガイア・ペトローネ(メゾ・ソプラノ)
ティティロ…セルジョ・フォレスティ(バリトン)
ティルシ…バルバラ・マッサーロ(ソプラノ)
ファットリア・ヴィッタディーニ(ダンス・カンパニー)
ラ・リラ・ディ・オルフェオ(古楽器使用)
指揮:フェデリコ・マリア・サルデッリ
演出、舞台美術、衣装:ジャンルカ・ファラスキ
振付:マッティア・アガティエッロ
照明:パスクワーレ・マーリ
映像監督:マルコ・スカルフィ
共同制作:マインツ州立劇場
【収録】
2021年7月30日〜8月3日
第47回ヴァッレ・ディトリア音楽祭
ドゥカーレ宮殿、マルティーナ・フランカ(イタリア)
【スペック】
収録時間:147分
音声:イタリア語 PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
字幕:日本語・イタリア語・英語・ドイツ語・フランス語・韓国語
画角:16/9 NTSC All Region
Blu-ray…片面二層ディスク 1080i High Definition