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生誕100 年記念リリース。 洗練の粋を極めたグリュミオーの名盤=アナログ時代の定番をベスト・カップリングでSuper Audio CD ハイブリッド化。
■アナログ時代の決定盤、メンデルスゾーンとラロ
当ディスクに収録した3曲はいずれもグリュミオーの十八番ともいうべき作品で、複数の録音が残されており、それぞれに個性的な魅力を備えた名演ですが、
やはり40代に入ったグリュミオーが脂の乗った活動ぶりを見せた1960年代の録音がアナログ時代に最も広く親しまれてきた演奏と言えましょう。
この時代のグリュミオーは、バッハからストラヴィンスキーにいたる幅広いレパートリーのレコーディングを続々と行なう八面六臂の活躍ぶりで充実を極めていたからです。
メンデルスゾーンは1960年盤の最も艶やかなソロが聴けるもので、若き日のハイティンクがコンセルトヘボウ管を指揮して実に立体的な演奏に仕上げた点が聴きもの。
ラロは1963年ステレオ盤、スペイン風のローカリズムとフランス風の洗練とを両立させたこの曲のイメージを最もバランスよく表出しています。
官能と粋が絶妙にブレンドした《ハバネラ》ともども、フランスの隠れた名匠マニュエル・ロザンタール(1904-2003)が
名門ラムルー管からきわめてフランス的な色彩感あふれるサウンドを引き出して、
グリュミオーともども音楽を熱く盛り上げている点もこの演奏の価値を幾重にも高めています。
サン=サーンスとラロは2019年に一度Super Audio CD ハイブリッドで発売されていますが、メンデルスゾーンは世界初のSuper Audio CD ハイブリッド化となります。
今回の Super Audio CD ハイブリッド化に当たっては、これまで同様、使用するマスターテープの選定から、
最終的なDSD マスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。
特にDSD マスタリングにあたっては、D/A コンバーターとルビジウムクロックジェネレーターとに、入念に調整されたESOTERIC の最高級機材を投入、
またMEXCEL ケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。