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アバドがプロコフィエフの音楽の本質を余すところなく汲み取ったアナログ最盛期の名盤。最新DSDマスタリングで鮮烈かつ重厚なサウンドが復活。
■ESOTERICならではのこだわりのSuper Audio CDハイブリッド・ソフト
マスターサウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CDハイブリッド化による圧倒的な音質向上で継続して高い評価をいただいているESOTERICによる名盤復刻シリーズ。
発売以来LP時代を通じて決定的名盤と評価され、CD時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名盤を貴重なマスターから進化したテクノロジーと感性とによってDSDマスタリングし、世界初のSuper Audio CD ハイブリッド化を実現してきました。
■若きアバド充実の1970年代を締めくくるプロコフィエフ・アルバム
イタリアの名指揮者クラウディオ・アバドの録音は、アナログ完成期からデジタル時代にかけて数多く残されており、このシリーズでもたびたび取り上げ、ご好評をいただいています。
今回は、アバドが録音活動のごく初期から取り上げ、高い評価を得ていたプロコフィエフの作品の中から2枚分のLPを1枚にカップリングしてお届けします。
映画音楽を原曲とする「キージェ中尉」に盛り込まれたブラックなウィット、「スキタイ組曲」の実に整理のいきとどいた、統御されたサウンドはアバドの指揮の賜物。
この大曲2曲を1日のセッションで収録するというスピードも、このコンビの相性の良さを物語るかのようです。
シカゴ響の本拠地であるオーケストラ・ホールは残響が少ないものの、全体を俯瞰するようなドイツ・グラモフォンらしい音作りがなされているのは、エンジニアのクラウス・ヒーマンの功績。
「キージェ中尉」での冒頭と最後に出るトランペット・ソロを担っているのは、50年以上にわたってシカゴ響の首席奏者をつとめた名手アドルフ・ハーセス(1921-2013、在任1948-2001)全盛期の姿。
オフステージで演奏するように指示があるトランペット・ソロの「遠さ」の空気感も巧みにとらえられています。
■ドイツ・グラモフォン・アナログ完成期の名録音
2曲ともアナログ完成期の名盤であり、CD化も早くに実現。
1993年には「オリジナル・イメージ・ビット・プロセッシング」方式でのリマスターがなされていますが、Super Audio CD ハイブリッド化は今回が初めて。
今回のSuper Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまで同様、使用するマスターの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業をおこないました。
特にDSDマスタリングにあたっては、新たに構築した「Esoteric Mastering」を使用。
入念に調整されたESOTERIC の最高級機材Master Sound Discrete DACとMaster Sound Discrete Clockを投入。
またMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を伸びやかなサウンドでディスク化することができました。
【録音】
[アレクサンドル・ネフスキー]1979年6月8日〜15日、ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール
[スキタイ組曲・キージェ中尉]1977年2月22日、シカゴ、オーケストラ・ホール
【オリジナル・レコーディング】
[プロデューサー] ライナー・ブロック
[レコーディング・エンジニア] クラウス・ヒーマン
[エディティング] ラインヒルト・シュミット[スキタイ組曲・キージェ中尉]
[Super Audio CD プロデューサー] 大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア] 東野真哉(エソテリック株式会社)
[テクニカルマネージャー] 加藤徹也(エソテリック株式会社)
[解説] 諸石幸生 増田良介
[企画・販売] エソテリック株式会社
[企画・協力] 東京電化株式会社