★この商品(HybridCD)の再生にはSACD再生に対応している機器があればSACD音源を聴くことができます
また、通常のCD再生機器(一部のDVD再生機器を除く)では通常CD音源を聴くことができます★
流麗かつ豊潤、そしてパワフル―――カラヤンとベルリン・フィルが到達した至高のシュトラウス・ワールドが究極のDSDリマスターで登場。
■ESOTERICならではのこだわりのSuper Audio CDハイブリッド・ソフト
マスターサウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CDハイブリッド化による圧倒的な音質向上で継続して高い評価をいただいているESOTERICによる名盤復刻シリーズ。
発売以来LP時代を通じて決定的名盤と評価され、CD時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名盤を貴重なマスターから進化したテクノロジーと感性とによってDSDマスタリングし、世界初のSuper Audio CDハイブリッド化を実現してきました。
■まるで映像を見るかのような鮮やかな録音
この「ドン・キホーテ」の演奏は、1996年1月、ベルリン・フィルの定期公演と並行して別途セッションを組んで撮影された映像のサウンドトラックでもあります。
家庭で再生可能なソフト制作を目的に、通常の演奏会の中継スタイルという体裁を取りながらも、実のところは数日にわたるセッションを組み、綿密に計算されたカメラワークによって収録された映像は、カラヤン自身の監修のもとで編集され、さらにその映像の音声部分の収録には、カラヤンの盟友だったプロデューサーのミシェル・グロッツのほか、ギュンター・ヘルマンスをはじめとするドイツ・グラモフォンのスタッフが担当するという盤石の布陣が採用されました。
《ティル・オイレンシュピーゲル》と《ドン・ファン》の2曲も、カラヤン&ベルリン・フィルによる自家薬籠中のレパートリーといえましょう。
前者では、いたずら者のティルが巻き起こす騒動がこれ以上ないほどの躍動感で活写され、「ドン・ファン」では永遠の女性を求めて彷徨う男の尽きることのない憧れが痛切に表現されています。
この2曲は当シリーズでウィーン・フィルとの1960年デッカ録音を発売しており(ESSD-90149)、レコード会社、録音技術、オーケストラ、そして演奏そのものの違いを比較していただくことも、興味深い聴体験となるのではないでしょうか。
■最高の状態でのSuper Audio CD ハイブリッド化が実現
録音が行われたのはベルリン・フィルの本拠地であるフィルハーモニーで、ドライで引き締まったオーケストラのサウンドが左右に大きく広がるのはこのホールでのカラヤンの録音ならでは。
表現力豊かで分厚い弦楽パートを土台に、木管パートの表情の多彩さや緻密な名人芸を乗せ、さらに豪壮な金管の響きを据えられたサウンドが展開されています。
いずれも初出時からCDとLPがほぼ同時に発売され、さらにカラヤン・ゴールドシリーズでOriginal Image BitProcessingでのリミックスによる再発売もされていますが、Super Audio CDハイブリッド盤として発売されるのは今回が初めてです。
今回のSuper AudioCD ハイブリッド化に当たっては、これまで同様、使用するマスターの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業をおこないました。
特にDSDマスタリングにあたっては、新たに構築した「Esoteric Mastering」を使用。
入念に調整されたESOTERIC の最高級機材Master Sound Discrete DACとMaster SoundDiscrete Clockを投入。
またMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を伸びやかなサウンドでディスク化することができました。
【録音】
1986年1月(ドン・キホーテ)、1986年6月(ティル・オイレンシュピーゲル)、
1983年2月(ドン・ファン)、ベルリン、フィルハーモニー
【オリジナル・レコーディング】
[プロダクション] ギュンター・ブレースト
[レコーディング・スーパーヴィジョン]ミシェル・グロッツ(ドン・キホーテ、ティル)、
ヴェルナー・マイヤー&ミシェル・グロッツ(ドン・ファン)
[バランス・エンジニア] ギュンター・ヘルマンス
[エディティング] ユルゲン・ブルグリン&レイナー・ヘプファー(ドン・キホーテ)、
ライナー・ヘプファー(ティル)、ラインヒルト・シュミット(ドン・ファン)
[Super Audio CD プロデューサー] 大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア] 東野真哉(エソテリック株式会社)
[テクニカルマネージャー] 加藤徹也(エソテリック株式会社)
[解説] 諸石幸生 寺西基之
[企画・販売] エソテリック株式会社
[企画・協力] 東京電化株式会社