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20世紀ピアノ演奏の規範となったアシュケナージのラフマニノフ全集 。
■ESOTERICならではのこだわりのSuper Audio CD ハイブリッド・ソフト
マスターサウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CD ハイブリッド化による音質向上で継続して高い評価をいただいているESOTERICによる名盤復刻シリーズ。
発売以来LP時代を通じて決定的名盤と評価され、CD時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名盤を貴重なマスターから進化したテクノロジーと感性とによってDSDマスタリングし、 新たな Super Audio CD ハイブリッド化を実現してきました。
今回は DECCA、Deutsche Gram mophon 、 WARNER CLASSICS (旧EMI )の名盤から、アナログ時代およびデジタル時代を代表する名演・名録音3タイトルを Super Audio CD ハイブリッドで発売いたします。
アシュケナージはクラシック音楽のスタンダードなピアノ曲の大部分を精力的に網羅し、しかも高水準な演奏であり、徹底した全集主義が採られたことで、ベートーヴェン 、シューマン、ショパン、ラフマニノフのピアノ作品については、協奏曲と独奏曲のほぼすべてを網羅しています 。
当初から全曲録音を想定して企画されたこの全集は、アシュケナージの魅力を存分に味わえる録音と言えるでしょう。
鋭敏な感受性によって、作品の精神を的確にとらえ、美しいソノリティで感情豊かに描き出しています。豪壮かつ華麗な響きにも不足せず、ラフマニノフという作曲家の音楽の魅力を余すところなく味わうことができます。
全4曲とパガニーニ狂詩曲すべてで保たれた高水準の演奏は、おそらくステレオ録音の全集としては初めてと思われるほど。第2番の冒頭のコードをアルペッジョで弾くこともアシュケナージの演奏で定着した感があります。
アシュケナージのソロを手厚くサポートしているのがアンドレ・プレヴィン指揮するロンドン交響楽団の、これまた作曲家に熱い共感を寄せた演奏で、 1968年のプレヴィン首席指揮者就任で開始され、イギリス音楽界で話題をまいていたこのコンビの絶好調ぶりを記録しています。
ちょうど英EMI への長期録音プロジェクトが始まった時期で、コンサートプレゼンスを重視したEMIとは異なり、細部まで明晰にとらえたデッカ録音でこのコンビの雄弁な演奏が記録されたのも幸運なことといえましょう。
初CD化は1988年で、2014年には 24bit/96kHz リマスター、2019年にはDSDリマスターされてSuper Audio CD シングルレイヤーで発売されています。今回は 2度目の DSD リマスターかつ、初の Super Audio CD ハイブリッド化となります。
今回の SuperAudio CD ハイブリッド化に当たっては、これまで同様、使用するマスターの選定から、最終的な DSD マスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業をおこないました。
特に DSD マスタリングにあたっては、新たに構築した「 Esoteric Mastering 」を使用。 入念に調整されたESOTERICの最高級機材 Master Sound Discrete DAC とMaster Sound Discrete Clock を投入。また MEXCEL ケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を伸びやかなサウンドでディスク化することができました。
【演奏者】ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)、ロンドン交響楽団
【指揮者】アンドレ・プレヴィン
[録音]1970年3月25日&26日(第1番)、 1970年10月20日〜 23日(第2番・第4番)、
1971 年3月2日&30日(第3番)、 1971年11月29日&30日(狂詩曲)、ロンドン、キングスウェイ・ホール
[Super Audio CD プロデューサー] 大間知基彰( エソテリック株式会社
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア] 東野真哉(エソテリック株式会社)
[テクニカルマネージャー] 加藤徹也(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスター]2023年2月エソテリック・ マスタリング・センター、 「 Esoteric Mastering 」システム
[解説]浅里公三 増田良介
[企画・販売]エソテリック株式会社
[企画・協力]東京電化株式会社