★この商品(HybridCD)の再生にはSACD再生に対応している機器があればSACD音源を聴くことができます
また、通常のCD再生機器(一部のDVD再生機器を除く)では通常CD音源を聴くことができます★
ホルストの画期的な作品を「20 世紀の名作」へと引き上げたカラヤン&ウィーン・フィルの記念碑的な名盤。
エソテリックならではのこだわりのリマスターが実現。
セッションはステレオ時代のデッカの常駐ホールだったウィーンのゾフィエンザールで行われました。
天井が高く、響きが少なく、細部の音まで明晰に収録できる環境はデッカのレコーディング・ポリシーに最適で、このホルストもウィーン・フィルの貴族的で高雅な響きが生々しく捉えられており、デッカによる最上の録音のお手本のような仕上がりになっています。
弦のコル・レーニョによる不気味な5拍子の響きの上でひそやかに始まる第1曲「火星」の、冒頭から金管と打楽器が加わってクライマックスに至る約3分間の緊張感、ウィンナ・ホルンの美しい独奏に導かれ、木管楽器の魅惑がクローズアップされてゆく「金星」、分厚い響きに耳を奪われ、レガート気味の弦が音楽を決して無機的に響かせない名曲「木星」、躍動感のある行進が圧倒的な「土星」など、ホルストが書き込んだ、多数の打楽器を含む巨大な4管編成のオーケストレーションの妙を余すところなく開示させていく鮮やかさはカラヤンならでは。
そして最後の「海王星」の後半では、遠くから響くように指定された虚空に消えてゆく女声合唱のリフレインが実に効果的な空間性をもってステレオのパースペクティヴの中に再現されており、音響効果に並々ならぬこだわりを持っていたカルショウならではミキシングが実現しています。
今回は初のSuper Audio CDハイブリッド化となります。
これまで同様、使用するマスターの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業をおこないました。
特にDSDマスタリングにあたっては、「Esoteric Mastering」を使用。
入念に調整されたESOTERICの最高級機材Master Sound Discrete DACとMaster Sound Discrete Clockを投入。
またMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を伸びやかなサウンドでディスク化することができました。
[オリジナル・レコーディング]
[レコーディング・プロデューサー]ジョン・カルショウ
[バランス・エンジニア]ゴードン・パリー&ジェームズ・ブラウン
[Super Audio CD プロデューサー] 大間知基彰(エソテリック・マスタリング・センター)
[Super Audio CD アソシエイト・プロデューサー] 吉田穣(エソテリック・マスタリング・センター)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア] 東野真哉(エソテリック・マスタリング・センター)
[Super Audio CD リマスター] 2024 年3 月 エソテリック・マスタリング・センター、「Esoteric Mastering」システム
[解説] 浅里公三 矢澤孝樹
[企画・販売] ティアック株式会社
[企画・協力] 東京電化株式会社