オリジナル・テープからリマスタリングした初の公式リリース チャールズ・ミンガス64年75年ブレーメン公演!!!
チャールズ・ミンガスがジョニー・コールズ、エリック・ドルフィー、クリフ・ジョーダン、ジャッキー・バイヤード、ダニー・リッチモンドとのセクステットで臨んだ1964年4月26日のコンサート、そしてジャック・ウォルラス、ジョージ・アダムス、ドン・プーレン、ダニー・リッチモンドとこれまた充実したメンバーのクインテットによる1975年7月9日のコンサートと、ふたつのブレーメン公演を完全収録した必携の4枚組!
64年のヨーロッパ・ツアーは、ミンガスとドルフィーとの最後の共演の日々だったこと、そしてツアーを終えて帰米する一行とは別れ、ひとり欧州に留まったドルフィーがそのわずか2 か月後に糖尿病の悪化で予期せず亡くなってしまったこと、さらにはジョニー・コールズがこの翌日のパリ公演終了後体調を崩してパリ公演2 日目には参加できなかったことなど様々な話題を提供したツアーでしたが、ここに初めて正規リリースとして登場したこのブレーメン公演は、「フォーバス知事の寓話」のイントロで強烈な存在感を発揮するドルフィーのバスクラを聴いただけでもわかるように、鬼気迫る演奏の連続!うねるミンガスのベースに、各メンバーの演奏は本質的に自由で白熱!それらをオリジナル・テープからリマスタリングしての良質の音質で聴くことができるのですからたまりません。
そして、75年の演奏は、ドルフィーを加えていた時代以来久方ぶりに超強力メンバーをそろえたクインテットによる演奏を聴くことができるわけですが、1974年の暮に録音された『チェンジズ・ワン』、『チェンジズ・トゥー』と76年春録音の『クンビア・アンド・ジャズ・フュージョン』との間にあたる時期だけに、演奏の充実度は64年に負けないほど。『チェンジズ・ワン』、『チェンジズ・トゥー』収録の新曲に加えて「フォーバス知事の寓話」や「チェロキー」が演奏されているのも魅力です。
これらの音源は、非正規のプライベート盤で出回ったことがありますが、流通は極めて限定的で音質も今回のリリースとは比較にならないもの。ジャズ・ヒストリー最大のアイコンの一人、ミンガスとそのバンドの鳥肌もののパフォーマンスが詰まった必携盤のリリースです!!