遂に登場!ビル・エヴァンス・トリオ1968@ロニー・スコッツ。エディ・ゴメス、ジャック・ディジョネットが最高の演奏だっ
たと語って来たライヴ音源を発掘、作品化!音源は、ディジョネットのアーカイヴから!
ジャズ史における屈指のドラマ!!1968年、ビル・エヴァンス、エディ・ゴメス、ジャック・ディジョネットによるトリオ
によるロンドンの名クラブ“ロニー・スコッツ”での演奏が、遂に!作品化、登場となります。
1968 年のこのトリオの活動期間はわずか6ヶ月。作品は長い間『モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァン
ス』しか存在しないものとされていましたが、2016 年に幻のスタジオ録音『Some Other Time』が、2017 年にオランダでのラ
イヴ『Another Time』が発掘されてリリース。トリオの真実を顕にし、ジャズ史を書き換えましたが、その一連の流れにおいて
も、エディ・ゴメス、ジャック・ディジョネット双方が、「自分たちにとって、最高だったのはロニー・スコッツでの演奏」と再三、発言。
つまり、本作は、アーティスト自身が自分たちの活動において最高だったと語った演奏が収録されているものになります。
モントルー・ジャズ・フェスティヴァルでの演奏は、7月15日。「ただ1セット1時間、注目を集める大フェスティヴァルで
の緊張の舞台と、その後ツアーをして、ロニー・スコッツというクラブに行きついての演奏は全く違った」と今回もエディ・ゴ
メス自身、インタビューで語っていますが、しかも、ロニー・スコッツでの演奏は4週間に渡ったというもの。22日のオランダ
での演奏で、トリオが驚愕の進化(深化)を遂げていたことは、『Another Time』で明らかになっていますが、ここには、4週間
毎晩、恵まれた環境で演奏できることによる充足感と、ある種の開放感で、最高に自由に演奏できたトリオの姿が記録されて
います。
演奏された曲目は、モントルーでの演奏でもあまりに印象的だった“いつか王子様が”を含め、『Some Other Time』『Another
Time』で演奏された楽曲を11 曲。一方、9曲は、このトリオで、ここでしか聴けないもの。超有名曲“ワルツ・フォー・デビー”
をはじめ、“ラウンドミッドナイト”“枯葉”といったナンバーを、おなじみのイントロやアレンジで聴くことができることも大
きな魅力です。しかし、なにより、全編にわたって“これぞエヴァンス!!”というリリシズムとフレージング、そしてこの
グループでしか成しえなかったインプロヴィゼーションの極みを見せるテンション高い演奏が聴く人の心をとらえてやみ
ません。
その演奏の発表に相応しく、パッケージも豪華!ジャケットは、数々のジャズ・アルバムを描いたデヴィッド・ストーン・マー
チン。しかし、ストーン・マーチンがエヴァンスを描いたのは、これが唯一のもので大変貴重!Resonance ならではのこだわ
りが詰まっています。
輸入盤・日本語帯・解説 英文解説全訳付