商品の特長
当代きってのヴィオラ奏者、タメスティによるブラームス。深く豊かな響きで聴かせる!ゲルネ、ティベルギアンも参加!
本作は、ブラームスの2つのソナタを中心に、歌曲のヴィオラ編曲版と、歌にオブリガートのヴィオラ、ピアノが付いた珍しい編成の2つの歌など、「人の声に最も近い」とも言われるヴィオラの魅力が詰まった内容です。
ブラームスはその晩年、名クラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトに影響を受け、クラリネットの名曲を立て続けに書いています。なかでも1894年に作られた2曲のクラリネット・ソナタは、ブラームスにとっての最後のソナタであり、自身によってヴィオラ版にも編曲されました。情熱的な曲想の第1番、そして哀愁漂う旋律の第2番を滋味豊かに歌うタメスティと、1899年製のベヒシュタインで演奏したティベルギアンの優美な演奏は、ブラームス晩年の境地を見事に描いています。
そして、マティアス・ゲルネが歌う「2つの歌」。リュッケルトの詩による第1曲「鎮められたあこがれ」はヴィオラも歌い手の心情を共に表現し、タメスティの内省的な美しさとゲルネの心に訴えかける歌唱は必聴。第2曲「聖なる子守歌」は、友人ヨーゼフ・ヨアヒムの長子誕生を祝って書かれたとも言われる優美な子守歌で、ヴィイオラは古いクリスマスの歌を奏します。
【演奏】
アントワン・タメスティ(ヴィオラ/ストラディヴァリウス「マーラー」1672年製)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ/ベヒシュタイン)
マティアス・ゲルネ(バリトン)*
【録音】2019年9、11月
テルデックス・スタジオ・ベルリン
収録情報
ブラームス:
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
ナイチンゲール Op.97-1(ヴィオラとピアノ版)
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
子守歌Op.49-4(ヴィオラとピアノ版)
2つの歌Op.91【1. 鎮められたあこがれ 2. 聖なる子守歌】
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