世界最高峰のヴァイオリン奏者としての存在感を確かなものにしているイザベル・ファウスト。 毎回注目の新譜ですが、 今回は、アントニーニ率いるイル・ジャルディーノ・アルモニコと共演して、「18世紀のパガニーニ」と謳われるロカテッリの作品を録音しました。グラモフォン・アワードなど世界的に大変高い評価を得たモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲 (KKC-5691 / HMC-902230、2015-16 年録音) 以来の録音での共演。 気品に満ちつつも華があり、≪アリアンナの嘆き≫ でのやわらかくも劇的な響きなど、 天下一品。 演奏と作曲の両面で破格の才の持ち主であった音楽家ロカテッリの天才ぶりを実感させてくれるプログラムです。 (C)RS