2018年10月よりチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者・音楽監督としての任期をスタートさせたセミヨン・ビシュコフが全身全霊で臨んでいるマーラーの交響曲全曲録音。当アルバムは第1番「巨人」を収録。マーラーは「交響曲は一つの世界のようなものであるべきで、すべてを包摂するものでなければならない」という有名な言葉を残していますが、第 1 番「巨人」は動物 (カッコウ) の鳴き声、狩猟の角笛、農村の踊り、フレール・ジャックの民謡の引用など、まさにマーラーが目指した 「交響曲」 の世界を創り上げています。「マーラーの交響曲は人生の“ポリフォニー”を表現するものであり、これらの作品を録音することは、生涯をかけて抱いてきた夢、そして喜びです」と語るビシュコフ。温かく優しい音色を全面に引き出し、マーラーが描いたボヘミアの香り高き演奏を聴かせてくれます。 (C)RS