名門貴族の世継の青年が一人前の紳士に成長するまでを恋人との恋物語を絡めて描いたロマンティックコメディ!
『ME AND MY GIRL』
1930年代のロンドンを舞台に、下町で育った名門貴族の世継の青年ウイリアム(ビル)が一人前の紳士に成長するまでを、
恋人サリーとの恋物語を絡めて描いたロマンティックコメディで、1937年にロンドンで初演され、1646回のロングランを記録した大ヒットミュージカル。
宝塚歌劇では、1987年に剣幸、こだま愛を中心とした月組での初演が大ヒットとなり、同年再演。
1995年には天海祐希、麻乃佳世、2008年には瀬奈じゅん、彩乃かなみを中心とした月組で上演され、その後も度々再演を重ねてきた。
今回は、明日海りお、花乃まりあを中心とする花組が、このハートフルな名作ミュージカルの世界に挑む。
【Story】
1930年代のイギリス。ロンドンのヘアフォード伯爵家に、長年行方不明であった前当主の落とし胤が呼び寄せられることとなる。
遺言により世継ぎとされたその青年が、伯爵家に相応しい人物かどうかを、
遺言執行人である前当主の妹マリア公爵夫人とジョン卿が判断することとなっていたのだ。
一方、伯爵家の財産をあてにしていた公爵夫人の姪ジャッキーは、新しい世継ぎを自分の虜にしてみせると宣言し、婚約者のジェラルドに婚約指輪を投げ返す。
そんな一族の前に世継ぎとして現れたのは、コクニー訛り丸出しの粗野な青年ウイリアム・スナイブスン(ビル)。
下町ランベスで育ったビルは世継ぎにはなれないと考えるジョン卿に対しマリアは、伯爵家の血を受け継いだ彼には出来るはずだと、立派な紳士に育てあげる為のレッスンを開始する。
ビルは、下町ランベスで共に育ったサリーという恋人を伴いヘアフォード家へとやって来ていた。
最初はビルが伯爵家の世継ぎになったことを素直に喜んでいたサリーだったが、マリアのレッスンにより、
次第に紳士的な態度を身に着けつつあるビルの変化を感じ取り、自分が身を引いた方が彼は幸せになれると考え始める。
やがて、ビルの伯爵家継承披露パーティが開かれることとなる。
一族の不安をよそに招待客の前で堂々と振る舞ったビルは、マリアを安堵させるが、そこへランベスの仲間を連れたサリーが現れる。
自分がいかに上流階級に相応しくないかを示し、自由に過ごせるランベスに帰ると伝えるサリーだったが、
彼女の心の内を感じ取ったビルもまた、共に伯爵家を出ていこうと考えるのだった。
ビルの決意を知ったマリアは、パーティの翌日サリーを呼び出し、ビルを愛していないと告げるよう迫る。
彼の幸せの為ついに別れを切り出したサリーは、哀しみを堪え屋敷から出ていくのだった。
サリーを心から愛するビルは、彼女を追ってランベスへと向かうが、サリーの姿はどこにもなかった。
諦めきれないビルは、彼女の行方を追い続けるが……。
<収録内容>
○公演映像
○スターアングル
○特典映像(稽古風景・役替わりBパターン公演ダイジェスト)
・16ページカラーブックレット付き
<主な出演者>(公演プログラム記載順)
明日海りお・花乃まりあ・芹香斗亜・柚香光・高翔みず希・花野じゅりあ 他
※役替わり出演について
■ブルーレイ・DVD共に、本編映像は、【役替わりAパターン】で収録しております。
≪役替わりAパターン配役≫
ジョン・トレメイン卿:芹香斗亜
セドリック・パーチェスター:鳳真由
ディーン・マリア公爵夫人:桜咲彩花
ジェラルド・ボリングボーク:水美舞斗
ジャクリーン・カーストン[ジャッキー]:柚香光
■ブルーレイ:特典映像には、【役替わりBパターン】をダイジェストで収録しております。
≪役替わりBパターン配役≫
ジョン・トレメイン卿:瀬戸かずや
セドリック・パーチェスター:柚香光
ディーン・マリア公爵夫人:仙名彩世
ジェラルド・ボリングボーク:芹香斗亜
ジャクリーン・カーストン[ジャッキー]:鳳月杏
作詞・脚本:L・アーサー・ローズ&ダグラス・ファーバー
作曲:ノエル・ゲイ
改訂:スティーブン・フライ
改訂協力:マイク・オクレント
脚色:小原弘稔
脚色・演出:三木章雄
花組/宝塚大劇場
収録日:2016年5月20日/収録時間:約160分+スターアングル