敵同士の二人が真実の愛によって結ばれるまでをドラマティックに描く物語。/「音楽」の持つ美しさと素晴らしさをダイナミックに届けるショー!
■宝塚ロマン『はばたけ黄金の翼よ』
〜原作「風のゆくえ」粕谷紀子 (集英社クイーンズコミックスDIGITAL刊)〜
オリジナル脚本/阿古健
脚本・演出/小柳奈穂子
粕谷紀子氏の劇画「風のゆくえ」を原作とした『はばたけ黄金の翼よ』は、
1985年に雪組トップスター麻実れいのサヨナラ公演として上演され鮮烈な印象を残した作品。
この度の雪組全国ツアー公演において新たな演出、アプローチで34年振りに蘇る。
○Story
中世、北イタリア。
湖の国(イル・ラーゴ)の若き領主ヴィットリオ・アラドーロは、宿敵である隣国ボルツァーノの領主カンポ公を暗殺する―――。
その後、ボルツァーノの宰相グリエルモ伯爵の策略で新カンポ公ジュリオ・デル・カンポの異母妹クラリーチェ・デル・カンポと
結婚する事となったヴィットリオは、他の女達とは違い自分の道は自分で決めたいと語るクラリーチェに興味を持つのだった。
クラリーチェもまた、非情な支配者の顔の奥に秘められたヴィットリオの優しさに触れ、次第に彼に惹かれていく・・・。
しかし、ヴィットリオの影とも呼ばれる腹心の部下ファルコ・ルッカは、
クラリーチェの存在がヴィットリオとイル・ラーゴを滅ぼす事になると、彼女を亡き者にしようと計画する―――。
クラリーチェの命は救われたものの、怒りを抑えきれないヴィットリオは自らの手でファルコを斬ろうとするが、
クラリーチェは自分の為に人が殺されるのは嫌だと決死の覚悟でファルコを庇うのだった。
クラリーチェの願いを聞き入れたヴィットリオは、ファルコを国外追放に処す。
一方、ボルツァーノのジュリオは、ヴィットリオ殺害を目論み、彼を自国に誘い込む手段として騎馬試合の開催を決める。
ヴィットリオは、それが罠だと知りつつもクラリーチェを伴いボルツァーノに向かうのだが・・・・・・。
■ダイナミック・ショー『Music Revolution!』
作・演出/中村一徳
世界各地の人々の生活の中で生み出され、育まれてきた「音楽」──
古来より人々にとって身近なものであると同時に尊いものであり、多くの人々にときめきや喜び、そして希望を与えてきた。
ジャズ、ロック、ラテン、ポップス、クラシック…「音楽」には様々なジャンルがあるなか、
代表的なジャンルの「音楽」の起源から今日に至るまでの発展をテーマに、
「音楽」の持つ美しさと素晴らしさをダイナミックに届ける。
豊かな表現力を持つトップコンビの歌声に、出演者が一丸となってハーモニーを奏でることでセンセーションを巻き起こす。
◎Contents
■公演映像
■特典映像(稽古風景)
◎Cast
望海風斗・真彩希帆・朝美絢・奏乃はると 他
雪組/梅田芸術劇場メインホール
収録日:2019年11月9日/収録時間:約170分