見返りを求めることなく純粋に人を愛する剣豪詩人シラノの美しい心、紡ぎ出される美しい言葉の数々が人々の心を打つ不朽の名作
■星組シアター・ドラマシティ公演 ミュージカル 『シラノ・ド・ベルジュラック』
脚本・演出/大野 拓史
◎Topix
17世紀のフランスに実在した剣豪詩人を主人公に、エドモン・ロスタンが描いた戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」は、
1897年の初演以来、宝塚歌劇でも1995年に『剣と恋と虹と』としてミュージカル化されるなど、
様々なアレンジを加えた作品が世界各地で次々と生み出されてきた。
見返りを求めることなく純粋に人を愛するシラノの美しい心、紡ぎ出される美しい言葉の数々…
時代を超えて人々の心を打つ不朽の名作を、轟悠主演でお届けします。
◎Story
17世紀、フランス――。
ガスコン青年隊に属するシラノ・ド・ベルジュラックは、剣を握れば無敵の達人、筆を手にすれば天賦の詩人と噂される、天下無双の豪傑である。
唯一、彼が引け目に感じているのは生まれついての大鼻。
容貌に自信が持てないシラノは、社交界の華と謳われる従妹のロクサアヌへの恋心も、胸の奥深くにしまい込んでいるのだった。
ある日、シラノはロクサアヌから内密に会いたいと誘いを受ける。
秘めた恋が遂に…と、期待を胸に約束の場所でロクサアヌを待つシラノだったが、あろうことか彼女の話は恋の相談だった。
相手は最近パリにやって来た青年で、今朝シラノと同じガスコン青年隊に配属になったばかりのクリスチャン・ド・ヌーヴィレット男爵だという。
ロクサアヌの願いを叶える為、シラノは心ならずも恋の仲介役を引き受ける。
クリスチャンもまた、芝居小屋ブウルゴーニュ座で偶然見かけたロクサアヌに一瞬で心惹かれ、恋焦がれていた。
シラノから彼女の想いを聞かされたクリスチャンは心を躍らせるが、彼は口下手な上に根っからの武骨者。
見兼ねたシラノは恋文の代筆を約束し、彼自身のロクサアヌへの思慕を綿々と手紙に認めていく。
シラノが綴ったとは知らず、美しく詩的な恋文に心震わせ、クリスチャンとの恋に酔いしれるロクサアヌ。
シラノの尽力で、やがて二人は結婚することとなったが、ガスコン青年隊は出征を言い渡されるのだった。
嘆くロクサアヌに、シラノはクリスチャンの身を守ると約束する。
それは、恋の便りを欠かさないという誓いでもあった。
遠く離れた戦地から、クリスチャンに代わり、愛しいロクサアヌへの恋文を送り続けるシラノだったが――。
◎Contents
■収録内容
○公演映像
○特典映像(Special Movie @稽古場)
◎Cast
(専科)轟悠・(星組)小桜ほのか・瀬央ゆりあ・美稀千種 他
専科・星組/シアター・ドラマシティ
収録日:2020年12月12日/収録時間:約150分