日本映画史にその名を刻む傑作オペレッタ喜劇の初の舞台化。
1939年公開の日本映画「鴛鴦歌合戦」は、プログラムピクチャーの名手、マキノ正博監督による、片岡千恵蔵主演のオペレッタ映画。
長屋住まいの貧乏浪人、浅井礼三郎と隣家の娘、お春の恋の鞘当てに、骨董狂いの殿様、峰沢丹波守を巻き込んでの騒動を、
宝塚歌劇ならではの、華やかなミュージカル作品としてお届けします。
花組宝塚大劇場公演
■オペレッタ・ジャパネスク『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』
原作 映画「鴛鴦歌合戦」(c)日活株式会社
監督/マキノ正博 脚本/江戸川浩二〜
脚本・演出/小柳 奈穂子
ネオ・ロマンチック・レビュー
■ネオ・ロマンチック・レビュー『GRAND MIRAGE!』
作・演出/岡田 敬二
◎Topix
『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』
舞台は花咲藩の城下町。三年振りに歌合戦が開催されるという嬉しい報せに、町は大いに賑わっていた。
堅苦しい宮勤めを嫌う浪人・浅井礼三郎は、木刀削りをしながら貧しくとも気楽に暮らしていた。
彼のまわりでは、隣家に住む傘張り職人の娘・お春、料亭香川屋の娘・おとみ、親同士が勝手に約束した
許嫁・藤尾が恋の鞘当てを繰り広げている。引く手あまたで困り果てる礼三郎はお春に想いを寄せながらも、
気のないそぶりでやり過ごしていた。
お春の父・狂斎は骨董に目がない困り者で、その日の米代すら怪しげな骨董品へ注ぎ込んでいた。
そんな父に腹を立て、歌合戦に出るための晴れ着も買えないと嘆くお春。礼三郎は笑いながらお春を諭し、
生みの親の顔も知らず、育ての父も早くに亡くした自らの身の上を語る。そして、大切にしている「お守り」を貸してあげるのだった。
所変わって、花咲藩城内。藩主・峰沢丹波守は藩政に見向きもせず、骨董収集にうつつを抜かしていた。
家臣たちが不満を募らせていると、丹波守の正室・麗姫が現れ、主が政から目を背ける"本当の理由"を説明する。
そして、丹波守を改心させるべく長年行方知れずの「鴛鴦の香合」を探し出すよう依頼する。
そんなある日のこと。道具屋で狂斎と出会ったことがきっかけとなり、丹波守がお春を見初めてしまい・・・。
礼三郎とお春の恋の行方はいかに――。
『GRAND MIRAGE!』
大いなる夢と愛に満ち、宝塚歌劇ならではの美しさと華やかさ、そして品格と馥郁たる香りを湛えたレビュー作品。
カンツォーネの名曲で構成する場面や、柚香光を中心とした花組のダンスの魅力に迫るヴァイタリティ溢れる場面等を展開。
ロマンチック・レビューシリーズ22作目となる本作では、ネオ・ロマンチック・レビューとして、より新鮮で魅力的なレビューの世界を届ける。
■収録内容:公演映像
特典映像(Special Movie@稽古場)
■スターアングル
■16ページカラーブックレット付き
※使用楽曲の音楽著作権上の理由により、
一部音楽を割愛・差し替えて収録する場合がございます。
あらかじめご了承ください。
■主な出演者(公演プログラム記載順)
柚香光・星風まどか・永久輝せあ・聖乃あすか・美風舞良・航琉ひびき
(専科)京三沙(『鴛鴦歌合戦』のみ出演)・紫門ゆりや
花組/宝塚大劇場
収録日:2023年7月26日/収録時間:約170分(予定)+スターアングル