1枚組
美貌の皇子と皇女が禁じられた恋に落ち、流刑の地で心中したという哀切な「物語」に秘められた真実とは・・・。
CS放送タカラヅカ・スカイ・ステージの放送映像をブルーレイ化!
特典映像には、タカラヅカ・スカイ・ステージ番組「NOW ON STAGE」、
「タカラヅカニュース」より稽古風景・突撃レポートを収録!
Eternal Scene Collection 月組宝塚バウホール公演
■バウ・ロマン『月雲(つきぐも)の皇子(みこ)』 ―衣通姫(そとおりひめ)伝説より―
作・演出:上田久美子
◎Topix
古事記や日本書紀に残る一大恋愛叙事詩、衣通姫伝説。
【Story】
「古事記」に伝えられる、ある“兄妹”たちの物語――。
時は五世紀、まだ大和が国としての形を取り始めたばかりの頃。
遠飛鳥宮(とおつあすかのみや)では、病床にある允恭(いんぎょう)天皇にかわって、
木梨軽皇子とその弟の穴穂皇子が国家の整備を目指し、大和に従わぬ異端の民“土蜘蛛”たちの征討を進めていた。
歌を愛し民を慈しむ木梨軽皇子と、武芸に秀で冷徹な政治感覚を持つ穴穂皇子。
好対照な二人は、いつも同じ夢を描いていた。安寧の世を創ること――。そして、一人の娘を守ること――。
娘とは、皇子たちの“妹”である衣通姫。その出自に、ある秘密を持つ衣通姫は、幼い頃に兄弟たちと離され、
国の安泰を祈願する巫女として大和の護り神が祀られる三輪山で暮らしていた。
允恭天皇の病が篤くなったある年、衣通姫は、病気平癒の祈祷のため九年ぶりに遠飛鳥宮へ呼び戻される。
うららかな春の日、桜咲く宮の中庭で幼馴染の三人は再会する。
美しく成長した衣通姫、そして能力も容姿も群を抜く二人の皇子たち。
三人の胸には不思議なざわめきがよぎるが、神聖な三輪山の巫女はいかなる男との交流も許されず、
互いに言葉をかわすこともできずにいた。
しかし、この春の日に木梨軽皇子と穴穂皇子の胸に沸き立ったさざ波は、
やがて周囲の政治的思惑をも巻き込む大きなうねりとなって、皇子たち自身を呑み込んでいく――。
◎Contents
■公演映像
■特典映像
・「NOW ON STAGE」
・稽古風景
・突撃レポート
◎主な出演者(公演プログラム記載順)
珠城りょう・咲妃みゆ・鳳月杏・(専科)夏美よう
月組/宝塚バウホール
収録日:2013年5月12日/収録時間:約199分