★この商品(HybridCD)の再生にはSACD再生に対応している機器があればSACD音源を聴くことができます
また、通常のCD再生機器(一部のDVD再生機器を除く)では通常CD音源を聴くことができます★
アルバン・ベルク四重奏団による旧EMIへのアナログ録音、中期弦楽四重奏曲集が世界初SACD化。世界的な名声を決定づけた記念碑的な録音。演奏・録音共に超絶!新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitで新たにデジタル化。新規解説付
旧EMIレーベルにセッション録音を行ったベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集は、世界各国をはじめ日本でも1985年のレコード・アカデミー賞特別部門(全集・選集・企画)を受賞するなど、録音史に残る名盤と高く評価されています。全集のうち、最初の録音であり唯一アナログ録音で収録された「中期弦楽四重奏曲集」を今回世界初SACD化として復刻。名盤たる理由がある凄まじい演奏を、最高音質で再現しました。本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説訳付。永久保存盤です。
LPやCD音源としては2種あるアルバン・ベルク四重奏団によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集のうち、最初の全集である1978-83年にセッションを組んで収録された当盤は、彼らの活動中期の総決算的な意味合いを持つ録音であり、世界各国で非常に高い評価を得たレコード史に残る名盤です。十分な準備期間と録音セッションが制作のおいて組まれたことで、各奏者間の音楽的な統一性や技術的な面においても高い水準を維持しており、現代においても規範となる重要な演奏のひとつとして、永く語り継がれるべきアルバムです。その集中力や切れは凄まじいものがあります。従来のCDでも元々の録音の良さもあり音質的には十分と言えましたが、高音質化することによって、さらにこれらの演奏の凄みが伝わってきました。息遣いや空気管、まさに音楽が産まれようとしている瞬間までクローズアップされたかのような気配的なものまで、今回の音源は従来以上に感じさせてくれます。尚、当企画のコンセプトとしまして、原則的にSACD化を行う際には、アナログ録音の方が特にデジタル初期の録音よりマスターのポテンシャルを引き出せると考えておりますので、あえて中期分のみとしています点をご了承ください(企画では例外も一部あります)。この演奏の凄さと、当時のリスナーが受けた衝撃をぜひ再確認していただければと思います。尚、今回のアナログ・マスターテープは非常に良い状態であったことも付記しておきます。
今回、本国にあるオリジナルの2Chのアナログ・マスターテープから、192kHz/24bitでデジタル化を行ったフラットマスターを使用し最新でマスタリングを行っています。マスターは総じて整ったバランスであり、経年変化も少ない状態でした。そのため、極力オリジナルのバランスを重視し、音楽的な観点でのマスタリングを心掛けました。それにより楽器の距離感や奥行きなど見通しが良くなり、さらに定位が向上したことでストレスなく最上の演奏をお楽しみいただけます。尚、解説書には浅里公三氏による新規文章を掲載しました。
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。
※SACDハイブリッド盤。限定盤(TOWER RECORDS Definition Series)
※世界初SACD化
※豪華デジパック仕様
※2021年最新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング)。マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※解説:浅里公三氏(新規解説)、解説書合計12ページ
【演奏】
アルバン・ベルク四重奏団
ギュンター・ピヒラー(第1ヴァイオリン)
ゲルハルト・シュルツ(第2ヴァイオリン)
ハット・バイエルレ(ヴィオラ)
ヴァレンティン・エルベン(チェロ)
【録音】
VIII.1978(3)
XII.1978(4)
I & IV.1979(5)
IV. 1979(1)
VI. 1979(2)
Seon, Switzerland, Evangelische Kirche
【Original Recordings】
Producer: Gerd Berg
Balance Engineer: Johann-Nikolaus Matthes
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)