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トゥガン・ソヒエフとトゥールーズ・カピトール国立管弦楽団による、一貫性と密度が明瞭化された新ショスタコーヴィチ解釈演奏。
2019年から始まったトゥガン・ソヒエフとトゥールーズ・カピトール国立管弦楽団による、ショスタコーヴィチ交響曲シリーズ。
2019年録音の《ショスタコーヴィチ:交響曲第8番》では、
「作品の一貫性と密度が明瞭さだけでなく印象的な面を見せた新解釈」と、絶賛されました。
《交響曲第10番》は、交響曲第8番でソビエト当局を困惑させ、
交響曲第9番では壮大な交響曲を期待していたスターリンは激怒。
1953年のスターリンの死までの間、ショスタコーヴィチは
ソビエト当局のプロパガンダに沿った作品を作曲して非難を避けました。
第9番から8年後のスターリンが死んだ1953年に発表されたのがこの「交響曲第10番」でした。
ショスタコーヴィチ自身「戦争三部作の完結編」とし
「私は人間的な感情と情熱とを描きたかった。この作品は欠点が多いがそれでも可愛いものだ」と述べています。
この2021年に録音された「交響曲第10番」でもソヒエフは変わらず、
物語の緊張に完全に焦点を合わせ、音楽の激動の世界に投げかける白熱感をもった新解釈で演奏していきます。
「このレパートリーをこのように演奏できる唯一のフランスのオーケストラ」と評された
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団の熱演により、ソヒエフとオケのリズム感の相性がみごとに合わさっています。
【演奏】
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団
Orchestre National du Capitole de Toulouse
トゥガン・ソヒエフ(指揮)
Tugan Sokhiev, conductor
【録音】
2021年9月8−10日、トゥールーズ、Halle aux Grains
収録情報
【収録曲】
ドミトリー・ショスタコーヴィチ Dmitri Shostakovich (1906-1975):
交響曲第10番 ホ短調 Op.93
Symphony No. 10 in E minor op. 93
I. Moderato
II. Allegro
III. Allegretto
IV. Andante – Allegro
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