世界中のコンクールで賞を総なめにし、将来を嘱望される若手として輝かしいキャリアを歩み始めているギタリスト 朴葵姫。世界が待ち望むその新作は、南米の作曲家(ブラジル以外)に焦点をあてた実に意欲的なプログラム。
朴の代名詞とも言える“トレモロ”を駆使した題名曲「最後のトレモロ」(バリオス作曲)や、「大聖堂」(同)、ギター作曲家の大御所ブローウェルの「キューバの子守唄」「11月のある日」を収録。そして耽美な旋律が聴衆を釘付けにするピアソラの名曲「天使のミロンガ」(ギター編曲版)や、アルゼンチンで最も重要なギタリストと称されるキケ・シネシ作曲による「Cielo Abierto(Open Sky)」などを収録予定。流転し続けたヨーロッパ文化の結晶として、特異な魅力ににあふれるこれら南米音楽の美しさを、彼女ならではの繊細なフレージングで聴かせてくれます。
【録音年、収録場所】
2013年7月8〜10日/収録場所:秩父ミューズパーク音楽堂