1987年のデビューより『G線上のアリア』『ラフマニノフ&ショスタコーヴィチ/ソナタ集』、また平成7年度文化庁・芸術作品賞を受賞した『コーダイ/無伴奏チェロ・ソナタ』など数々の作品をリリースしてきた長谷川陽子が2017年デビュー30周年をむかえる。本作はデビュー30周年記念盤となる、ショパンがピアノ曲以外に書いた曲としては最も有名なチェロ・ソナタを中心に、「別れの曲」、「雨だれ」、フィギュアスケートの浅田真央選手が演技曲に使用したノクターン(作品9の2)など、通常ピアノ・ソロで演奏される耳馴染みのメロディーを、長谷川陽子が抒情的に哀愁を込めて弾いている。 (C)RS