世界初CD化。ラストコンサート1988第3弾は、1988年5月2日東京・サントリーホールの公演から、ベルリン・フィルの妙技が光るモーツァルトの交響曲第29番と、カラヤンが最も得意とした作品であるチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」を収録。日本の聴衆が圧倒された、まさに完全無比なるライヴ録音。世界一と言っていい、エミール・ベルリナー・スタジオによるマスタリングがほどこされて、音質も聴きものです。
★この日が東京公演の初日ということで、会場は熱狂的なファンで満席でした。全員が、本当にカラヤンが振るのか、かたずをのんで待っていました。なぜならそのころ、カラヤンはケガと病気で来日前の公演をキャンセルしたりして、ファンはハラハラドキドキしていたのです。そのような熱気が感じられる素晴らしいアルバムとなっています。