【ルビジウム・クロック・カッティング】冒頭で提示される「運命の主題」を全編に亙って様々な形で再現し、この主要主題が全曲を統一する第5番は交響曲作家としてのチャイコフスキーの名声を不動のものにした記念すべき傑作で、作品の根底には当時のロシアの時代思潮が色濃く流れています。ショルティが音楽監督を務めていたシカゴ交響楽団との覇気の溢れる力強い演奏でお楽しみください。グリンカとムソルグスキーのオーケストラの名作3曲をカップリングしています。
録音:1965年12月、1966年5月 ロンドン、キングズウェイ・ホール(2,3,4)、1975年5月、シカゴ、メディナ・テンプル(1)