【ルビジウム・クロック・カッティング】冒頭の有名なモティーフを積み重ねる論理的な構成によって、精神的な葛藤と勝利を表した屈指の名作である第5番。ほぼ同時期に作曲されながら対照的な性格を備えた、自然に対する讃美と伸びやかな感情に彩られた巧みな描写が印象的な牧歌的楽想が横溢する第6番。ベートーヴェンの名作交響曲2曲を、壮年期のドラティがロンドン交響楽団を指揮した一枚です。ギリシャ神話に基づくバレエ《プロメテウスの創造物》の序曲をカップリング。
録音:1960年6月(3)、1962年7月(1,2) ロンドン