DAISHINデビューから2年。待望のセカンドアルバム。隠れたヴァイオリン名曲ともいえるプーランクとグリーグのソナタは、まさに他の追随を許さない決定盤的存在となる迫真の出来映え。言わずもがなのフランクも、ダイシンらしいヴィルトゥオジティとロマンチシズムが高次でバランスした希有の名演となっている。
数々のサラブレッドスターを輩出してきたザハール・ブロン教授から、元ベルリンフィル・コンサートマスターであるライナー・クスマール教授に変わり、その演奏スタイルにはヨーロッパ一流の香しきスピリットがさらに付加され深い心情の吐露すら垣間見られる名演となった。プロデューサーはグラミー賞で名高いスティーヴ・エプスタインが自ら担当。