[ストーリー]
欧米列強の開国要求と攘夷が渦巻く幕末の動乱期。嘉永5年(1852年)、若き長岡藩士・河井継之助(中村勘三郎)は、江戸の私塾・久敬舎で勉学に励みながら、迫り来る欧米列強の動きを注視していた。翌年、浦賀に黒船が現れ、幕府海防掛に任命された藩主・牧野忠雅(神山繁)は、広く藩内の意見を汲み上げようと藩士らに建議書を募る。その中からただ一人その内容が評価された継之助は、部屋住みながら評定方隋役に任ぜられる。長岡に戻った継之助は親戚の小林虎三郎(佐野史郎)、親友の川島億次郎(吹越満)、山本帯刀(田中実)らと論戦を繰り返す。
安政4年(1857年)、家督を継いだ継之助は、翌年、新しい藩主・忠恭(坂東三津五郎)に願い出て再び江戸遊学を許される。その後、備中、長崎にも足を延ばした継之助は、信州松代藩士・稲葉隼人(伊藤英明)、土佐郷士・坂本竜馬(唐沢寿明)ら多くの志士たちと議論を戦わせて江戸に戻る。
やがて、桜田門外の変、蛤御門の変、長州征伐、薩長同盟、討幕運動と続く歴史のうねりの中、継之助は長岡藩を永世中立によって平和を保つことを国是とする欧州の小国・スイスのような国にするという理想を抱くが…。
[キャスト]
中村勘三郎、稲森いずみ、伊藤英明、京野ことみ、佐野史郎、吹越満、火野正平、中村獅童、唐沢寿明、他
日本が近代国家へと生まれ変わる動乱期に、中立国家を目指し輝かしい理想を抱きながら42年の人生を駆け抜けた河井継之助の怒涛の半生を描いた作品。18代目中村勘三郎が河井継之助を演じた大型歴史物語。
|
制作国: | 日本 |
ディスクタイプ: | 片面2層 |
色彩: | カラー |
映像サイズ: | 16:9 |
映像特典: | 特典映像 |
音声仕様: | ステレオ(ドルビーデジタル) |