SHM-CD
テレンス・ブランチャードのバンドに18歳で参加し、その後も有力ミュージシャンたちから引く手あまたのピアニスト/コンポーザー、アーロン・パークスの2013年リリースのECMデビュー・アルバム。バルトークによる伝統的なトラディショナル・フォーク・ソングの再創造、 ポール・ブレイのアルバム『オープン、トゥ・ラヴ』のように自分のためだけにピアノを弾いているような、無防備で裸の感じがするレコードが啓示となったというソロ・ピアノ作品。ほとんど前もって決められたものはなく、全てスタジオでの即興演奏のセッション。マサチューセッツ州ウースターにあるメカニクス・ホールの温かく澄んだ音響の中で、照明を低く抑えて録音した、きわめてパーソナルで親密な音楽。パークス自身がメロディをささやいているよう。 (C)RS