SHM-CD
テルアヴィヴ生まれのカリスマ・トランぺッターによる、2016年の記念すべきECM初リーダー作品。全曲コーエンのオリジナルによるジャズ・カルテット作品。(数曲、テナー・サックスも加わっている)アヴィシャイの父デイヴィッドの思い出に捧げられた作品で、彼の人生の最後の日々を優雅かつ抑制された形で振り返る。アヴィシャイの優しいミュート・トランペットがアルバムの冒頭で音楽の情緒的なトーンを決定づけ、メンバーがその意味を探求し展開。コーエンが”ブラザー”と呼ぶイスラエル人ピアニストのヨナタン・アヴィシャイの創造的なソロ、ベースのエリック・リヴィスの全編にわたるエレガントなサポート、繊細なモダニストのサックス奏者、ビル・マクヘンリーによる色彩の陰影など聴きどころ満載。 (C)RS