SHM-CD/ブックレット付
シューマンが残した4曲の交響曲は、ベートーヴェンとシューベルトの影響を受けながら、それまでの交響曲にはなかった次元のロマンティシズムを追求したものでした。本盤に収められたシューマンの最初と最後の交響曲、第1番≪春≫と第3番≪ライン≫は、どちらも力強い生命力に満ち溢れています。晩年のバーンスタインはシューマンの音楽に深い共感を示し、数々の名演を残しました。ウィーン・フィルとの録音でも、果てしなく続くかのような長いフレージングが聴くものに強い印象を残します。 (C)RS