SHM-CD/ブックレット付
ニキシュの後を継いで、1922年から亡くなる1954年まで、戦後の混乱期を除いておおよそ30年にわたりベルリン・フィルの常任指揮者を務めたフルトヴェングラー。その濃密な音楽は死後半世紀以上が経った今日もなお聴き継がれ、フルトヴェングラーは指揮芸術のひとつの理想を体現した芸術家として尊敬を集めています。最晩年に録音されたシューマンの交響曲第4番は、フルトヴェングラーのうねりのある音楽性が存分に発揮された演奏です。技術的な成熟に達していたモノラル録音の芳醇な音もまた魅力的な1枚。 (C)RS