SHM-CD/ブックレット付
20世紀最大のピアニストのひとりと評されるスヴャトスラフ・リヒテルは、ドイツ人とロシア人の両者のもとジトーミル(現ウクライナ)に生まれ、モスクワ音楽院で伝説の名教師ネイガウスに師事しました。リヒテルの実力は西側世界にも知られていましたが、1950年代までは東側世界でのみ演奏活動を展開する幻の存在でした。リヒテルが西側でデビューを果たす前年の1959年に、ワルシャワで録音されたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、強靭なタッチと雄弁な音楽でリヒテルの名を世界に轟かせた名盤です。 (C)RS