SHM-CD/ブックレット付
エフゲニー・ムラヴィンスキーは1938年から亡くなる1988年まで半世紀にわたってレニングラード・フィルを率い、同楽団をソヴィエトを代表するオーケストラに育て上げました。冷戦下でもムラヴィンスキーとレニングラード・フィルはたびたび西側で演奏ツアーを行いソヴィエトの文化大使としての役割を担いました。1960年にロンドンで録音されたチャイコフスキーの交響曲第4番もこのコンビのそうした西側での活動のひとつで、鍛え上げられた厳格なアンサンブルと濃厚なロシアン・サウンドを堪能できる名盤です。 (C)RS