SHM-CD/ブックレット付
20世紀最高のオペラ指揮者のひとりカール・ベームは、ワーグナーの楽劇も得意とし、ワーグナーの聖地バイロイト音楽祭にもたびたび登場して多くの名演を残しました。戦後のバイロイト音楽祭の黄金時代である1966年に公開セッション録音された≪トリスタンとイゾルデ≫は、同年から翌年にかけて録音された≪ニーベルングの指環≫と並ぶベームのワーグナーの代表盤で、シンフォニックなレパートリーのバランスの取れた指揮とは趣きの異なる、ドラマティックな音楽作りが魅力的です。ニルソン、ヴィントガッセン、ルートヴィヒ、タルヴェラなど、往年のワーグナー歌手たちの全盛期の熱唱も聴き逃せません。1967年度レコード・アカデミー賞大賞受賞盤。※歌詞対訳は付いておりません。 (C)RS