SHM-CD/ブックレット付
1948年から1987年まで、39年間にわたって一度もメンバー交代を行わずに世界の第一線で活躍したアマデウス弦楽四重奏団。その洗練されたアンサンブルと説得力に満ちた解釈は、室内楽のひとつの理想形といえる完成されたものでした。1966年と1968年に、ヴィオラのセシル・アロノウィツとチェロのウィリアム・プリースを迎えて録音されたブラームスの弦楽六重奏曲集は、流麗さと濃密なロマンティシズムが高度な次元で共存した歴史的名盤です。第1番の第2楽章は、ルイ・マル監督の映画『恋人たち』で印象的に用いられた抒情的な音楽で、その旋律の美しさはブラームスの入門にもぴったりです。 (C)RS