SHM-CD/ブックレット付
今日指揮者として活躍するクリストフ・エッシェンバッハですが、キャリアの初期にはピアニストとしてドイツ・グラモフォンにいくつもの録音を残しています。1973年に小澤征爾、ボストン交響楽団と録音したベートーヴェンのピアノ協奏曲≪皇帝≫は、エッシェンバッハのクリアなタッチが冴え渡る活き活きとした演奏で、同世代のピアニストと指揮者による息のあった対話が魅力的です。カップリングの≪合唱幻想曲≫(イェルク・デムスのピアノとフェルディナント・ライトナーの指揮による)は、のちの交響曲第9番を思わせる力強い作品です。 (C)RS