SHM-CD/ブックレット付
1930年にウィーンに生まれたフリードリヒ・グルダは、16歳でジュネーヴ国際コンクールに優勝するなどクラシック音楽のピアニストとして早くからその才能が認められ、イェルク・デムス、パウル・パドゥラ=スコダとともに「ウィーン三羽烏」と称されました。ジャズ・ピアニストや作曲家としても活躍したグルダの常識にとらわれない自由な音楽性は、本盤に収められたモーツァルトのピアノ協奏曲からも存分に聴くことができます。アバドとウィーン・フィルもグルダの演奏に敏感に反応して、予定調和ではない伸びやかな演奏を展開しています。 (C)RS