SHM-CD
84年のツアー終了後ロバート・フリップの解散宣言で呆気なく終焉を迎えてから10年強。プログレッシヴ・ロック、キング・クリムゾン再評価の波に乗り復活を果たしたクリムゾン。常にシーンをアッと言わせてきたフリップが満を持しての復活プランとして用意したのは全パート二人づつ、大編成のダブル・トリオ編成。満を持しての復活だけあり収録楽曲は粒ぞろい。名曲「レッド」、「太陽と戦慄 パート2」の流れをくむ「ヴルーム」に始まり「ヴルーム・ヴルーム」で終わるクリムゾンらしい楽曲配置の中に置かれたクリムゾン・クラシック「ダイナソー」、「ワン・タイム」といったヴォーカル・トラック、ヘヴィ・インプロビゼーション界が展開される「B’ブーム」、「スラック」など今も刺激的な楽曲目白押しの名盤。 (C)RS