名実共に若手日本人ヴァイオリニストの中でも最高峰を誇る三浦文彰。三浦にとって2枚目の協奏曲アルバムとなる今作は、旧ソビエト時代からの名声を引き継ぐ名門オーケストラ、「チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送響)」とモスクワにてセッション録音を敢行。技巧、音楽性共に至難の業を求められるショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番は、ロシアが誇る奇才中の奇才指揮者、デニス・ロトエフとの初顔合わせで挑んだ鬼気迫る迫真の演奏です。フィラーとして収録したのは、当オーケストラの「十八番」として名奏者による妙技が聴きもののハチャトゥリアンのバレエ音楽「ガイーヌ」より演奏される機会の多い4曲を収録。1940年代のソビエト音楽界を席巻した名曲中の名曲を心行くまで楽しめるアルバムです。 (C)RS