2018年の音楽監督就任以来、数々の名演を響き渡らせる尾高忠明=大阪フィル。ブルックナーは就任公演での「第8番」以来積極的に演奏、2020年の「第3番」に続き、2021年2月定期演奏会は「第9番」で飾りました。10代よりこの作品に傾倒する尾高は、30代前半で初めて指揮して以来、演奏を重ねてきました。そして“嬉しくなるような音が出る”大阪フィルとの共演で、初のCDリリースを決意。“この縁ある曲に、生涯を掛けて向き合う”尾高。各真意満ちたその演奏は、峻厳、神秘的な響きで彩られ、聴く者を天国の門へと誘います。 (C)RS