弦楽四重奏のスペシャリストとして地位を確立し、各地のオーケストラでのコンサートマスターを経て、さらに活動の領域を拡げるア谷直人。2022 年には「1 人のヴァイオリニストとしての原点に立ち返り」バッハの無伴奏作品を中心とした初CD『destined for...BACH』をリリース。各紙誌で絶賛を集めました。そして、次に向かうは彼の長年の夢であったブラームス―学生時代からの盟友 沼沢淑音との共演によるソナタ全曲録音が実現。ヴィルサラーゼの高弟である沼沢は繊細かつ雄渾な響きを奏で、ア谷は巧緻を極めた音楽を実現する―19 世紀末へ向かう作品群から、時空を超えた新時代への光を導きます。 (C)RS