少年たちの叫びが聞こえますか?生き方がわからず彷徨っている少年たちが犯す犯罪。そこにある心の闇。
彼らを信じて真っ正面からぶつかる家庭裁判所調査官・広川一の姿を描いたヒューマンドラマ。
出演:上川隆也/麻生祐未/相葉雅紀/山下智久/吉野紗香/高橋一生/地井武男 ほか
作:矢島正雄 演出:岡崎栄 ほか 音楽:渡辺俊幸
(NHK総合にて1998年12月5・12・19日放送)
■第1回「鑑別所送致」
ある地方都市の家裁支部に転勤してきた家庭裁判所調査官の広川(上川隆也)は、同僚の小田(麻生祐未)とともに、万引き、窃盗などの罪を犯した少年、松下圭(相葉雅紀)の担当になる。ところが圭の父親、経雄(萩原流行)は、現職の検事であった。その2人の親子関係に普通でないものを感じた広川は、さらに調査を進めるが、一向に親子の本当の姿が見えてこなかった。その一方で売春と覚せい剤に手を出した少女(吉野紗香)、少年暴走族のリーダー(高橋一生)、父親殺害を自供した少年(山下智久)が家裁に送られ、広川と小田が担当になる。
■第2回「試験観察」
ある地方都市の家裁支部の調査官・広川(上川隆也)は、父親を殺したという少年・晋也(山下智久)を面接していくうちに、晋也がだれかをかばっていると思い始める。そこで、広川は同僚の小田(麻生祐未)と、晋也の母・理恵(烏丸せつこ)に会いに行く。酒浸けになっていた理恵は、殺したのは自分だと告白し事件は解決。だが、一方、別件の圭(相葉雅紀)と理架(吉野紗香)の2人の“心の叫び”は、まだ聞こえてこない。広川は彼らとその親をいっしょに合宿させる“親子合宿”を提案し、その準備にかかる。
■最終審判
いよいよ親子合宿の日が来た。松下経雄(萩原流行)・圭(相葉雅紀)、神崎由美子(岩崎宏美)・理架(吉野紗香)、杉田新一郎(黒沢年男)・耕一(高橋一生)の3組の親子に加え、父親殺しの容疑が晴れた晋也(山下智久)も広川(上川隆也)の計らいで参加した。関係が崩れた親子が3泊4日の牧場合宿をすることで、親子の会話が生まれ、きずなが少しでも見いだされればと願うが、成果は思うようには上がらない。そんなとき事件が起きた。暴走族のリーダー、耕一が理架に暴行しようとしたのだ。
心の闇を抱え、犯罪に手を染めてしまった少年たちと一心に向き合う家庭裁判所調査官・広川の姿を描いたヒューマンドラマ。出演は上川隆也、相葉雅紀、山下智久ほか。全3話を収録したDVD−BOX版。

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制作年: | 1998 |
制作国: | 日本 |
ディスクタイプ: | 片面1層 |
色彩: | カラー |
映像サイズ: | 4:3 |
音声仕様: | モノラル |