R‐18+
『雨に叫べば』は、「全裸監督」など数々の話題作を世に送り出し、『ミッドナイトスワン』で日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ、各映画賞レースを席捲した内田英治監督の最新作。
主演を務めるのは、ここ数年クオリティの高いドラマで精力的に活動し、
各界から出演のオファーが引きも切らない演技派女優・松本まりか。
理想の映画を撮影するために、現場スタッフに揉まれながら様々な困難にぶつかっていく新人監督を熱演。
主演の松本扮する花子以外のキャストも個性派ぞろい。
アメリカ帰りのキザなプロデューサー井上役に内田映画常連の渋川清彦、
常に現場に翻弄される制作プロデューサー橘役に高橋和也、
特機部で主演・花子を温かく見守る金子役に濱田岳、
芝居や映画に興味のないアイドル俳優・新二役に須賀健太、
その新二にライバル心むき出しの若手俳優・和人役に矢本悠馬、
ベテラン女優・楓役に大山真絵子、
花子と同様、女性差別がある中、現場で奮闘するカメラ助手・よしえ役にモトーラ世理奈。
ほか本田博太郎、大和田伸也、菅原大吉、相島一之などベテラン実力派俳優たちがスタッフに扮し、
後半に進むに連れて勢いを増す“カオスなドラマ”を彩っていく。
ベテランのスタッフに囲まれ、数々のトラブルに見舞われていく中、
主人公の女監督・花子は自身の理想とする映画を撮影できるのか?
――驚愕のラストまで目が離せない、空前絶後のカオスなエンターテインメント作品。
■キャスト:
松本まりか 大山真絵子 モトーラ世理奈 渋川清彦 須賀健太 / 濱田 岳 / 矢本悠馬 高橋和也
■スタッフ:
監督・脚本:内田英治 音楽:小林洋平 製作:東映 東映ビデオ
制作プロダクション:東映東京撮影所
■映像特典:
◆予告
◆プレミア上映会舞台挨拶
【ストーリー】
1988年、とあるスタジオ。まだ男尊女卑やパワハラの匂いが残る時代の撮影現場。
女監督・花子(松本まりか)は現場で悪戦苦闘していた。まだ現場慣れしておらず、
意味不明の理由でテイクを重ねる新人女監督の花子に対して助監督(矢柴俊博)、
撮影部(相島一之)、照明部(菅原大吉)、録音部(森下能幸)スタッフたちのフラストレーションは溜まる一方。
控え室では「カラミのシーンがあるなんで聞いてない!」と前貼りを嫌がるアイドル俳優・新二(須賀健太)と
「前貼りなんていらないわ」と豪語する落ち目のベテラン女優・楓(大山真絵子)の間ではトラブルが勃発していた。
女性スタッフならではの同じ悩みをかかえたカメラ助手よしえ(モトーラ世理奈)や
特機部の金子(濱田岳)の励ましの言葉を受けながら、なんとか現場に戻り映画を撮り続ける花子。
ようやく撮れた渾身の楓の失禁シーンも映検【映画のレイティングを判断する機関】・河合(大和田伸也)の
「これは放尿です。一般映画上映制限がつきます」の一言で現場は混乱し、最終的に欠番となってしまう。
そんな状況をききつけたスポンサーであるファルコンビデオの井上(渋川清彦)が
会議室にプロデューサーの橘(高橋和也)と花子を呼びつけ「監督を交代します」と告げる。
井上は映画の演出についてはどうでもよく、アイドル俳優の新二のカラミとベテラン女優・楓の裸にしか興味がなかったのだ。
助監督・渡辺に監督が交代した現場で「映画は商材そのもの」と言い放つ井上。
映画に情熱を注いでいる者に改心させられたアイドル俳優の新二は
「映画はとにかく熱いもので、ハートで撮るものなんだ!」と気持ちをぶつける。
井上の態度に業を煮やし、口答えしてクビとなったメイクの薫(内田慈)がキレて、
現場から出ようと扉を開けようとしたとき、そこに立っていたのは花子だった・・・。
制作国: | 日本 |
ディスクタイプ: | 片面2層 |
色彩: | カラー |
映像サイズ: | シネマスコープ、スクイーズ |
映像特典: | 予告/プレミア上映会舞台挨拶 |
その他特典: | ピクチャーレーベル |
音声仕様: | ステレオ |
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